台湾ベスパがやってきた

  旧車斡旋を生業としていると巷で噂の餡子猫氏より「ベスパ」入庫の情報をもらいました。あおいちゃんことCS92を売却しみどりちゃん1台でしばらくやってきましたが、近所へちょこっと買い物に行ったり、役所へ行ったりするのにわざわざみどりちゃんを出して暖気させな~んてのが結構面倒で、やはり「足バイク」としてベスパかカブが欲しいと思っていたところだったので思わぬ吉報です。

一口に「ベスパ」と言ってもたくさんの種類がありますが、情報と同時に送ってもらった画像には「vespa 50SS」のエンブレム、そう、台湾ベスパだったのです。

ET3と同じ扇型のメーターを装着

輝くvespa 50SSのエンブレム

細かな台湾ベスパの解説は割愛させていただきますが、12V電装、CDI点火、製造時期によってはエンジンの排気量が90ccの車体もありなかなかキワモノのベスパです。
即購入の意思を伝え、晴れて柏のふじおかハウスにやってきました。

まずは排気量の測定です。
ベスパの場合50ccモデルはストロークが43㎜のショートストローククランク
125cc系(90、100、primavera、ET3)では51mmのロングストローククランク
を採用しています。

台湾ベスパの90ccも後者のロングストローククランクらしいので、腰上ポンで125cc系のシリンダーの装着が可能であり、パワーアップが容易です。(シリンダースタッドは要交換)
50ccの非力さを知っているので、正直90ccでもそこまでパワーはないかな?と思っていました。(後日この考えは覆されますが)早々に125cc化をしてバイパスの車の流れにもついていけるようなエンジンにしたいと考えると、50ccではクランクをロングストロークのものに交換しないといけないので、90ccのモデルのほうが都合がいいわけです。


さてさて、運命のヘッド御開帳!

ボアは約47mm...これは勝ち確では?

ストロークは簡易的に下死点位置で割りばしで測定

51mmっぽい!

やりました!47mm×51mmのロングストロークな90ccでした!

かくして90ccの台湾ベスパを手に入れたふじおかでありました。
これからどう仕上げていこうか、妄想が膨らみます。

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