この夏で待ってる ~1日目~

先月の木崎湖ツーリングからずっと「次は小諸だね!(あの夏的に)」なんて話を人工空さんとしていました。それから1ヶ月、お互い都合のついた8月9、10日に小諸へツーリングへ向かいました。今回は原宿ルッソカフェのナツキさん(Triumph T140E)、すらくすさん(BMW R100RS)も参加し、4人でのツーリングです。

いつもの新倉PA

 集合は高坂SAに6時なので、余裕を見て自宅を4時に出発。三郷南ICから外環に乗り、関越道で高坂SAへ向かいます。途中外環新倉PAで朝ごはんを食べていると日が昇って来ました。うん、今日もいいバイク日和になりそうだ!
 関越道へ入り三芳PAで時間調整、5分前位に高坂SAに到着。バイク置き場には遠くからでもわかるきらりと光るメッキタンク、まっすぐ伸びたマフラー、そう誰もが知っているJAWAの姿が。一番乗りは人工空さんでした。
 高坂SAのバイク駐輪場は混雑しているイメージですが、今日は僕ら含めて3台しかいません。時間が早いからかな?なんだかさみしいですね。喫煙所で一服していると、すらくすさん、ナツキさんも到着しました。いざ出発!!

 関越道、上信越道を走り、松井田妙義ICで高速を降ります。ずっと80キロ巡行で走っていたのですが、JAWAはメーター表示90キロだったようできつかったみたいです。みんな速度表示がバラバラでわかりません(笑)
 ICを降りて少し走ると峠の釜めしで有名な、おぎのやのドライブインがあります。ここで朝ごはん(僕は朝ごはんその2)をとることに。8時過ぎぐらいに到着しましたが、お店のほうは8時30分からでした。開店まで僕はトラのメインジェットを交換することにします。


 インターを降りてからちょっとかぶり気味だったのでメインジェットを300番から280番に交換しました。少し作業しただけで汗だらだらです、開店時間になったようなので早く店内へ避難しましょう。



 おぎのやといえば、釜めししかないでしょう!1000円也。4人全員購入しました。いやぁ久しぶりです。ごはんが少なめに見えますが、奥のほうまで詰まっているので結構量があるんですよ。4人で中の具の杏子の食べるタイミングがわからないなんて会話をしつつ食べました(笑)おなかいっぱいになったことだし、あとは寝るだけ!(違)

 さて、ここから碓氷峠旧道を通りめがね橋まで移動します。がんがん組とのんびり組とで2組に分かれることにします。自分のペースが大事ですからね、無論僕はのんびり組。
前日までの台風の影響で路面には落ち葉や枝がたくさんあり気を使いました。横川側から行くと、すぐにめがね橋なんですね。先行の2台のバイクが止まっています。せっかくなので、めがね橋の上まで登ることにしました。


 めがね橋橋上より。バイクがちっちゃく映ってます、高所が苦手な僕にはタマヒュンポイント。




 そして何を考えたんだか僕ら、クソ暑い中ブーツで1.2キロ先の熊ノ平まで歩きました(笑)碓氷峠の廃線跡は遊歩道として整備されているので歩きやすいのですが、さすがに往復して戻ってきたときには汗だらだらです。早く出発しましょう、風を風をくれ!!

 旧道で碓氷峠を超えると避暑地で有名な軽井沢につきます。最近の避暑地ランキングでは5位で、1位は意外にも奥日光なんだとか。それでも観光の方はたくさん、道路も多少混んでいます。この時点でだいぶ走った気になっていましたが、まだ10時です。
 そのまま18号線を走っていくと今回の目的の聖地、小諸へ着きます。バイクの駐輪場は駅のすぐ裏の懐古園(ここも聖地)の駐輪場が利用できます。バイクは1回1台200円。



 ありましたあの夏の看板!放送開始から5年たちますが、撤去されずに残っていてよかったです。懐古園の中には城跡のほかに動物園や遊園地などもあってテーマパーク的な場所でした。今回初めて「舞台めぐり」という聖地巡礼用アプリを使ったのですが、便利ですね、地図上に場所が表示されるのはもちろん、AR撮影もできるんです。

いるぞ!イチカ先輩がそこにいるぞ!

撮る人を撮る人

ヒト(2サイクル混合科、チェコスロバキア属)

 懐古園を回っていたら、いい時間になったので、お昼ご飯を食べましょう。長野といえば蕎麦!ネットで検索して駅から近い「そば七」さんというお店に決めました。






 こちらのお店、よく聖地巡礼の方が寄るようで店内には海人君が使っていたフジカP300やイラストなどが展示されています。平日だったのですがタイミングが悪く、40分ぐらい注文してからかかりました(^_^;)ただ味は長く待った甲斐もあって格別です!付け合わせの野沢菜もおいしいことおいしいこと。
 昼食後は、駅前のお土産屋さんであの夏グッズを購入し、今回一番行きたかった場所、県道139号へ向かいます。言わずもがな9話、10話の感動シーンの舞台ですね、柑菜ちゃんと一緒にダッシュするぞ~!




で~ん!!

 最高のロケーション、最高の天気!!も~う来てよかったですよ!!さっそく10話の柑菜ちゃんごっこをば


「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
田園地帯に響く、アラサーの裏声
 
 ...失礼いたしました。ここで僕と人工空さんは小諸駅前の「自家焙煎珈琲こもろ」さんへ行くのでお2人とお別れ。ナツキさんとすらくすさんはこの後、八ヶ岳を右に見ながら野辺山経由で帰宅されたそうです。

 僕らは再度小諸市街へ戻ります。懐古園の駐輪場へとめてまた200円払うつもりだったのですが、管理のおじちゃんが覚えてくれていて「いらないよ~」とのこと、ありがとうございます!
 自家焙煎珈琲こもろさんへ行く前に、「ほんまち町屋館 みはらし庭」へ。10話で哲郎が柑菜ちゃんへ思いを伝えた舞台です。振られちゃいますけどね(涙)


オープニングのワンカット


 無事、振られてきました。
 
 みはらし庭を後にして、自家焙煎珈琲こもろさんで一息いれます。美味しいコーヒーともう一つ欠かせないものが、


 こちらのダイナマイトドリンク350円!20種類以上の「何か」をブレンドしたもの。こちらも作中に登場するもので、あの夏ではみんなほろ酔いになりましたが、ノンアルコールです(笑)味はエナジー系飲料です。心なしか旅の疲れが癒されたかも?
 さて、自家焙煎珈琲こもろさんを後にして、次へ向かうは「西浦ダム」です。イチカ先輩との出会いの場ですね。

 西浦ダムは1937年に信濃川(長野県内名称:千曲川)に建造された重力式コンクリートダムで建造から80年経っており、改修工事が決定しています。アニメに出てきた姿を見れるのは今だけです。




先輩は降ってきませんでした(涙)
 
 このあとだんだん日が傾いてきたところで、人工空さんJAWAでやらかしました。JAWAはヘッドライトオン状態でカギが抜けます...そういうことです(笑)幸いにも前回の旅で使用したジャンプケーブルを持ち合わせていたので事なきを得ましたが、時間が時間なので、今日はどこかで一泊して翌日帰ることにしました。スマホで調べると夏休み期間中のためなかなか宿が見つかりません。空室があっても値段が高いんです。これは今日帰るしかないかなぁと考え始めたころ、比較的近くの「鹿教湯温泉」の旅館に空きがあったので、即予約しました。

 鹿教湯温泉(かけゆおんせん)、面白い字ですよね。書いて字のごとく、鹿に姿を変えた文殊菩薩が、信仰心の厚い猟師に温泉の場所を教えた、という開湯伝説があるそうです。今日の宿はそんな鹿教湯温泉街の外れにある「こくや旅館」さんです。一泊朝食付きで1人5800円!安い!建物は古き良き旅館といった佇まいです。旅館横が駐車場となっているのですが、屋根付きでバイクには助かります。玄関を入ると看板犬の「茶太郎」くんがお出迎え、きゃわいい!



 家族経営の旅館で建物自体は古いのでトイレは共用、部屋風呂はもちろんありませんが、部屋の広縁から眼下に流れる小川のせせらぎを聞きながら、ぼーっと風景眺める。これが妙に心地いいんです。また一つお気に入り旅館が増えました。徒歩5分ぐらいのところにセブンイレブンがあり温泉街のほうには飲食店もあるようなので、僕らのような貧乏旅行、夕食無しプランでも困りません。今日は僕らのほかには女性2人組のグループのみで、かけ流しのお風呂は貸し切りでした。旅の疲れをいやし、就寝しました。


2日目へ続く


<そば七>
〒384-0026 長野県小諸市本町3丁目1−2 
電話:0267-22-7688

<自家焙煎珈琲こもろ>
〒384-0025 長野県小諸市相生町2丁目1−3
電話:0267-24-0432
小諸駅より徒歩5分、木曜定休

<鹿教湯温泉 こくや旅館>
〒386-0322 長野県上田市西内876
電話: 0268-44-2517

どうしたタイガー!! 解決編

 少し走り信号や交差点で停車しようとして回転数を下げていくとそのままエンストという症状の続きです。キャブレター本体に不具合があるかもと検討をつけ、交換することにします。僕のタイガーはT140時代についていたアマルをそのまま使っています、今つけている右用から余った左用への交換します。



さて、ティクラ―を使いキックで始動します。始動性はばっちりなんですよね、問題は走り出した後...ドキドキ
 
 近所をフラーっと走ります。停車一発目...おっ大丈夫。停車二発目、三発目、信号待ち...なんと絶好調です!!これまでの症状が嘘のように消えました。問題はキャブにありました。熱でガソリンの経路なんかが歪んでたのかもしれません。皆さん、これがAMALキャブですよ!!キャブは素直に新品を。あ、でもAMALは新品でもハズレ引くとえらい目にあいますが(笑)いや~良かった良かった。これでツーリングへいけそうです。
 
 後日、セッティングを行いました。不調だったころはメインジェット230番でしたが、とりあえず280番で走ってみます。場所はいつもの手賀沼付近、手賀農免農道です。快調になってますます走るのが楽しくなりました、上まで軽く回ります。しばらく走った後、プラグを外してみてみると少しやけ気味、ちょっと薄いかもしれません。メインジェットを280番から300番へ替えてみます。いい感じになりましたが、中低速が若干薄い気がするので、帰ってからニードルジェットのクリップを下げ、濃くしました。

 9日からのツーリングはこれでなんとか行けそうです、はたしてどんな旅になるのかな。


どうしたタイガー!!

 先日のツーリングの興奮さめやらぬ中、僕のT140Eはツインキャブからワンキャブ化しTR7となりました。馬力は49→43馬力にダウンですが、それ以上にワンキャブ化のメリットのほうが大きく●開け始めのばらつきがない●部品点数1/2●スロットルが軽い●燃費がいいなどなど、いいことずくめ.........のはずでした...

ワン!

 しかし、ふじおか単車のことですので一筋縄ではいきません。「アクセル軽すぎィ」と感動しながら走っていると最初の信号待ちでエンストしました。まだ温まってないのかな?とアイドリングを高めに設定、しかし次の信号待ちでもストンとエンストです。そこから家まで20キロは地獄でした。東京を出るぐらいまではまだ減速時だけ気を付けていれば停車してもアイドリングはしてくれましたが、松戸あたりでそれもままならなくなりました。前方停止信号の現示を確認すると、シフトダウンしていきますが、だんだん速度が落ち回転も落ちてくるとエンストしないよう2000回転ぐらいを手で維持しながら停車します。停車中も微妙なアクセル加減でエンストを防ぎ、出発...それでも何度もエンストし、路肩の狭い国道6号ではトラックに足を持ってかれそうになるわ大変でした。命からがら自宅に帰宅しすぐに原因究明です。

 まず初めに疑ったのがエアクリーナーです。OIF(インルインフレーム オイルインフレーム)なので、キャブとフレームとのクリアランスが狭く、パンケーキエアクリーナーを装着するのが大変です。なのでエレメントを純正から汎用のスポンジに交換し、装着の際つぶせるようにしていました。このスポンジで吸気効率が落ちているのか、キャブのメインジェットは純正270番なのに対して230番とびっくりなセッティングになっています。しかしこれだけ薄くしてもプラグは真っ黒。おかしいです。
 人工空さんが全天候型の純正エレメントを使ってないので譲ってくれました。これに交換し様子を見ることにします。

左奥が汎用スポンジを使った自作品です。

 交換が終わり柏のライコランドまで試走してみます。アイドリングはぶれなく安定。これはいけそうかも?そして最初の信号待ちです...

ダカダカダカダダダ、ストン...

 だめでした☆エアクリは関係ないようです。わざわざエレメント送ってくれた人工空さん、ゴメンネ。


 エアクリを純正にしてもご覧のとおり真っ黒です。こんだけ黒ければと今度はエアクリーナー自体を取り外し、ファンネル仕様で走ってみます。純正から4番手下げでしかもファンネル...焼き付きが怖い!!結果は...だめです。同じようにエンストします。

 なんだか燃調以外の原因がある感じがしてきました。ここで現状の症状をまとめておきます。


●始動性は良好、ティクラ―で一発始動
●始動後のアイドリングも安定(パイロットスクリューも規定値)
●走り出しも問題なし
●少し走り信号や交差点で停車しようとして回転数を下げていくとそのままエンスト
●エンスト後キック2、3回で再始動
●再始動直後はアイドリングの維持が難しく走り出しも微妙なアクセルワークが必要に


 ネットを検索してみると同じ症状に悩んでいたコマンド乗りの方がいらっしゃいました。この方の原因は「キャブ本体の不具合」だったようです。さすがドジっ子アマルちゃん!熱による歪みなどでアイドリングやスローのガソリンの供給経路に不具合が生じていたようです、その状態でセッティングを出そうと努力してもドツボにはまるパターンですね。

 僕のタイガーのキャブレターはもともとT140で使っていた2個のうち、状態の良かった右ティクラ―のものを使っています。ツインキャブ時はエンストすることは一切ありませんでしたが、これは2個キャブがあることでお互い補い不具合がうまく隠れていただけかもしれません。それでシングルにすると不具合が顕著に表れてきたのではないでしょうか?

 またもう一つの要因が二次エアです。実は最初にこの症状の洗礼を受けた国道6号上でのこと、いつもクッソ混んでる葛飾白鳥あたりで渋滞にはまっていると、アイドリングがだんだん上がって1300回転から1900回転ぐらいまで停止たびに上がりました。(この時はまだアイドリングはしてくれていました)もともとインマニのスタッドの隙間からの二次エアなどは気を付けなければダメよ!と聞いていましたので吸いやすいようです。ただ回転の落ちが悪いとかはなく、アイドリングの自然上昇現象もこの時以外は起こっていません。プラグも真っ黒ですし(二次エアを吸っているのであればメインジェットも低いので焼け気味になるはずでは?)単にオーバーヒートだっただけかもしれませんが、これも検証の余地があります。

 9日にツーリングの予定があるのですが、8月中旬に12連休をぶっこんだせいで休みが全然ありません。なかなか時間が取れませんがツーリングまでにはなんとかしたいところです。とりあえず左ティクラ―のキャブには交換したので時間を見つけて検証してみます!


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